2011年12月4日日曜日

Make: Tokyo Meeting 07の様子

残り2時間を切ったMake: Tokyo Meeting 07 @東工大ですが、会場の模様を遅まきながらアップしたいと思います。


いつもは、大学関係出展を紹介するのですが、今回は敢えて大学と関係のない展示を中心にしました。


まずは、体育館の様子。予想通り、多くの人でごった返しています。



これまでのMakeでも出展していた原田直樹さんのマーブルマシン


話を聞くと、お子さんと一緒に遊ぶために作り始めたんだそうです。こんなの作ってくれるお父さんはステキですね。


ちなみに、小学5年生のお子さんからは、制作に関する有益なアドバイスももらえるんだとか。



同じく、ボールがコロコロとレールの上を転がっていく装置ですが、こちらは企業からの出展。


こちらの企業(THK株式会社)はアクチュエータを作っている会社だそうで、普通は工場などで使う製品を、今回は敢えて遊びで使ってみたんだとか。


この写真だと全く分かりませんが、十数本のアクチュエータ(電動シリンダー)が協働してボールを運ぶ様子はなかなか面白かったです。


こちらは、「やじさん」さんの「まだまだ続くよガラ紡機」。


ガラ紡機というのは、日本独自の紡績機械らしいのですが、非常に単純な構造で糸を紡ぐことができることから、制作を思い立ったということです。


ところが、イザ作ってみると、ちゃんと糸を紡ぐことが出来ず、今回が3回目の挑戦だということです。結果は、ご覧の通り立派に糸を紡げています。この方は、自動織機の自作までしたいということですから、まだまだ先は長そうですが、とりあえず第一関門クリアというところでしょうか。


ちなみに、どこがポイントだったかというと、意外にも、綿の詰め方なんだそうです。機械的なところではなく、綿の詰め方というところが面白いですね。



放課後の電子工作さんの「マンデルブロ集合描画ハードウェア」


これは、PSPに見えますが、中身の基盤は入れ替えており、FPGAが入っています。そして、マンデルブロ集合が描画されています。


これで、マンデルブロ集合の拡大・縮小・移動が自由自在に出来る!


これはスゴイことで、マンデルブロ集合を描画するためには各点で漸化式をゴリゴリ解いていくというやり方をしなければならないため、普通のPCではこんなにスムーズに描画できないんです。


それをFPGAを使って専用のプロセッサを作り実現してしまったというもの。(誉め言葉として)技術の無駄遣いというのはこういうことだと感心しました。


UZM Labさんの超本格的空気砲「エグゾーストキャノン」。


「多くの人は、空気砲と聞いて、ダンボールに穴を開けたあの空気砲を思い浮かべるでしょう。しかし、僕らの夢見た空気砲はそんなものじゃない!「エグゾーストキャノン」とは圧縮した空気の塊を爆音とともに瞬間的に解放する、まさしくドラえもんの空気砲です」


…だそうです。


ただ、威力はそれほどでもなくて、かなり減衰が激しいのか、ちょっと離れるとそよ風程度に…。素人ながら、解放口の形状をもう少し工夫して渦状に空気が流れるようにすれば、減衰が押さえられるのではと考えました。

これぞMake、という感じのくだらない発明品。


螺鈿巻工房さんの黒電話を使ったテンキーです。


ポップに、耐久性抜群! という趣旨のことが書いてありましたが、うちある黒電話はバネが壊れたのか戻りが悪くなりましたので、個人的には耐久性は50年程度かと思います。


なお、写真は掲載していませんが、横に展示してあった単極モーターも面白かったです。電磁誘導で回る極めて単純なモーターです。


そとで動いていたULTRA FACTORY chorobo labさんの二足歩行ロボット。


スクーターのエンジンで動く二足歩行ロボです。正直、動きはぎこちない感じがありますが、やはりこういう制作物は存在感がありますね。


詳しい話は聞けませんでしたが、WEBで調べたら、京都造形芸術大学のものづくりセンターみたいなところがULTRA FACTORYで、そこでやっているプロジェクトPROJECT CHOROBOの出展のようです。


この二足歩行ロボもさることながら、京都造形芸術大学ULTRA FACTORY自体に興味を持ちました。






ちなみに、今回のMakeでは、子どもの参加が大変目立ちました。これまでも、老若男女が参加している印象でしたが、今回は本当に子ども連れの参加が多い。


出展者の方も、子どもが楽しめるようにということでいろいろ工夫されていましたが、それにしても、ギークのイベントという感じは、(一部のブースを除いて)しません。


ちなみに、この写真はairgaragelaboさんのスライムシンセサイザー。導電体のスライムの形状をいじることで、抵抗値が変わり、発振音が変わるというシロモノのようです。

最後に、毎回同じような反省をしているのですが、出展の大学側としての感想を一つ。


左の写真は東京都市大学さんのブースですが、「東京都市大学」というノボリが立っていて、一目瞭然に大学名が目に付き、展示として優秀。


もちろん、大学名をあまり出したくないという出展者もいると思うので、強制的にこういうノボリを付けさせるのはよくないと思うのですが、少なくとも、貸出ができるようにしておき、「できれば置いて下さい」というだけでもアピール力が違うのかなあと思いました。


一応、130周年事業の一環として誘致していたMakeなので、次回以降がどうなるか全くわかりませんが、また東工大で開催するチャンスがあれば、ちょっとでも大学のアピールになる工夫ができればと思いました。