3月28日、本来だったら東工大の学位記授与式(卒業式)ですが、今年は学位伝達式ということで、それぞれの研究科や学科・専攻ごとに小さな単位に分かれて実施されました。
毎年行われる学位記授与式のような華やいだ雰囲気はなく、いつもとキャンパスと同じ、普通の空気が流れる不思議な雰囲気でしたが、SAKURA Project「SAKURA団」にとっては不安と緊張に包まれた、大きな大きな一日です。
メンバーは、10時前に集合し、前日までに確認しておいたシフト表に従い、募金活動開始です。
大岡山キャンパス正門のところで、“今=募金”の呼びかけと、“10年後=誓い”のための案内チラシを配布しました。
朝は動きが少なかったのですが、お昼に近づくにつれ多くの方が募金してくれるようになりました。
また、近隣の方もわざわざ小さな桜色の募金箱に、寄附しに来てくれました。

正門前は交代しながら立ち、卒業生たちが増えてくるの時間帯に合わせて本館前でも活動開始です。
15時頃には東工大管弦楽団メンバーにも協力してもらい、卒業生達に向けた小さな演奏のプレゼントというサプライズもありました。

そんな「SAKURA Project」の活動をTWITTERで知った、日本テレビ「ズームイン super」※からも取材が入りました。

18時過ぎ。
活動を終えた「SAKURA団」のメンバーが130事務室に募金箱を持参。

みんなで手分けをして集計した結果、

1日でなんと、228,740円!!
「SAKURA Project」の活動の下に集まってきた、東工大を取り巻く大勢の人達の想いです。
悲しい災害が発生し、卒業式も中止となった2011年。
本館前の桜並木はまだつぼみですが、一足先に東工大に新種の「SAKURA」が花開きました。
東工大から日本を元気にする
「SAKURA団」の持つ看板に書かれているメッセージです。
「SAKURA Project」による「今できること=募金」は、4月にも行われます。
そして、「10年後の誓い」に向けた東工大生たちのこれからの日々は、きっと日本を元気にしていくことでしょう。
楽しみです。^ ^
SAKURA Projectによる募金活動と併せ、大岡山キャンパス守衛所、東工大蔵前会館1階、3階130事務室、すずかけ台J2棟4階事務部総務課にも募金箱が設置してあります。
集まった募金は東工大から日本赤十字社を通じて、東日本大震災の義援金として送られることになっています。
※ オンエアは3月29日(火)日本テレビ ズームインsuper 7:16時頃でした。