2010年7月1日木曜日

東工大、今日の一枚(36)

大岡山キャンパス、東京富士見坂からの眺め。今日は富士山の山開きなので、富士山の一枚にしてみました。


東京富士見坂はこの坂固有の名称ではなく、国土交通省関東整備局が「関東の富士見百景」に登録した7箇所の地点の総称で、他には目黒駅周辺、青葉台地区、田園調布周辺などの坂が指定されています。


というわけで、この場所が古くから富士見の名所として親しまれていたのかどうか不明ですが、昔は送電鉄塔もビルもなく、相当きれいに富士山が見えたはずですから、きっと名所だったのだろうと思います。


江戸時代には富士信仰(富士講)が流行し、観光と言うよりは「信仰」としての富士参り、富士見が行われました。例えば、富士塚というものが上目黒にありますが、富士塚とは、富士山を仰ぎ見るための塚のことで、この塚に登ると富士山に登ったのと同じ効果(御利益)があるというものです。(「○○するだけで、××するのと同じ効果」は昔から人気ですね)


大岡山は上目黒とあまり離れていませんから、ここからも富士山を賛仰する方も多かったのではないかと思います。今でも、晴れた日は、学内は言うに及ばずご近所の方も富士山を見に来られる学内の名所です。


ちなみに、これで、茂助坂ロマンス坂、東京富士見坂という「大岡山で名前が付いた三つの坂」を「今日の一枚」で取り上げることが出来ました。